体に良いお酒の飲み方は

体に良いお酒の飲み方 アルコールの適量と体質に合わせた飲酒方法

自分の体質 お酒の効能と害を知る

お酒は適量なら体に良いと言われています。
しかし、これはすべての人に当てはまるわけではありません。

 

その人の体質により適量は異なるので、自分の体質を理解しておくことが大切です。

 

お酒を飲める体質かどうかはその人のアルコール(正確にはアルコール分解時にできるアセトアルデヒド)を分解する力がどの程度かにより決まります。
大きく分けると「飲める人」「弱い人」「全く飲めない人」の3つに大別することができます。

 

これは人種によっても異なりますが、日本人の場合、飲める人は全体の50%強、弱い人は50%弱、飲めない人は5%程度と言われています。

 

遺伝子解析をすればもっと細かく自分の体質を知ることができますが、20歳を超えてある程度の飲酒経験があれば、3つのうち自分がどのタイプかは分かると思います。

 

お酒

 

各タイプの傾向

 

自分がどのタイプかは飲んだどきの状態で知ることができます。

 

飲める人

飲める人とは、毎日適量のお酒を飲むことで健康になれる人です。
酒は百薬の長、という言葉はこの人達のためのものです。

 

飲むことが好きだったり、少量のお酒では酔っ払わないのですぐ分かると思います。
ただし飲み過ぎて中毒・依存症や生活習慣病になりやすいのもこの人達なので注意が必要です。

 

適量とは、日本酒1合、ビール中瓶1本、ウイスキーダブル1杯、焼酎0.6合、ワイン1/3本程度です。

 

適量の範囲内であれば休肝日(お酒を飲まない日)を設ける必要はありません。
適量を超えて飲んでしまった場合、休肝日を作って毎日の平均飲酒量が適量になるように調整する必要があります。

 

弱い人

弱い人の適量は飲める人の半分以下です。
飲むとすぐに赤くなったり、やたら喉が渇く傾向があります。喉が乾いたらしっかり水を飲みましょう。

 

最初は飲めないと感じる人もいますが、経験することで段々飲めるようになってきます。
ただし、適量は変わらない上に、毎日飲むことが健康につながるとは言えません。

 

付き合いなどで人に合わせていると健康を害します。
毎日飲む必要はなく、飲みたいと感じたときだけ飲むと良いでしょう。

 

飲めない人

飲めない人とはアルコールの分解能力が無い人です。
飲むとすぐに気分が悪くなります。

 

少量のお酒でも急性アルコール中毒を起こすことがあります。
無理に飲むと死んでしまうこともあるので、飲まない、あるいは飲ませないようにします。

 

自分の体質を両親の体質から判断する

 

両親がどの程度をお酒を飲めるかで自分の体質をある程度推測することが可能です。

  • 両親が共に飲める人=飲める人になります。
  • 飲める人と弱い人=50%の確率でそのどちらかになります。
  • 飲める人と飲めない人=弱い人となります。
  • 共に弱い人=弱い人になる可能性は50%、飲める人と飲めない人の確率はそれぞれ25%です。
  • 弱い人と飲めない人=50%の確率でそのどちらかになります。
  • 共に飲めない人=飲めない人となります。

 

お酒の種類別にみた注意点

 

お酒と一口にいっても色々な種類があります。
体に与える影響について各お酒の注意点を知っておくことは健康維持の為に大切なことです。

 

ビール

 

もっとも一般的なお酒という印象があり、乾杯時に飲むお酒として飲む機会が多いのが特徴です。
日本のビールのアルコール度数は5%前後なので、アルコールの作用による危険度は少ないと言えます。

 

問題は糖質が含まれているということです。
糖尿病の人はもちろん、血糖値が高い傾向にある人やダイエットしたい人には不向きなお酒です。

 

またプリン体が少量含まれているので痛風の人は飲まないほうがよいでしょう。

 

健康な人が適量を飲む分には、体に良い作用もあるので問題ありません。

 

日本酒

 

日本酒のアルコール度数は15〜20度程度です。

 

ビール同様に糖質が含まれているので、血糖値の心配やダイエットしたい人には不向きです。

 

適量の範囲なら体に良い作用も沢山あるので健康な人が適量を飲む場合には問題ありません。

 

赤ワイン

 

赤ワインを飲む習慣のあるフランス人の心疾患が少ないということから健康に良いことで有名なお酒です。
ポリフェノールが含まれていることがその理由です。
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糖質は若干含まれていますがそれほど多くはありません。

 

やはり適量の範囲で飲むことが健康につながります。
ポリフェノールが入っているから飲めば飲むほど健康になれる、というわけではないので勘違いしないようにしましょう。

 

白ワイン

 

白ワインには殺菌作用やデトックス効果があると言われています。

 

糖質は赤ワインより若干多いです。
ビールや日本酒に比べれば少ないですが、気になる場合は辛口を選びましょう。

 

やはり適量を守ることが健康につながります。

 

ウイスキー

 

蒸留酒であり糖質が入っていないので糖質制限時にお勧めできるお酒です。
ワインなどと同様に体に良い効果も沢山あります。

 

アルコール度数は40〜50度とやや高めのものが多いですが、適量を守ることで健康につながります。
ウイスキーの適量はダブル1杯程度ですが、45度を超えるようなものは少なめにする必要があります。

 

焼酎

 

焼酎も糖質ゼロなので糖質制限時に勧められるお酒です。
また血液をキレイにする作用もあります。

 

アルコール度数も45度以下なので適量を飲むことで健康に良いお酒と言えるでしょう。

 

その他

 

ジンやウォッカ、テキーラ、ラム酒などは糖質ゼロあるい極微量なので糖質制限に適したお酒です。
ただしアルコール度数が高いものも多いので注意が必要です。

 

シャンパンに含まれる糖質は白ワインと同等か若干多いです。

 

甘いカクテルは糖質が多く含まれているので飲み過ぎないようにしましょう。

 

アルコールの問題と注意点

 

お酒が飲める人でも適量を超えて飲めば体にダメージを与えます。
アルコール依存症になってしまうと、自分で飲酒量をコントロールすることができなくなってしまうので病院に行かなくてはなりません。

 

依存症まで行かなくてもお酒が好きな人は飲酒を適量の範囲で抑えることは難しいと思います。

 

肝臓は沈黙の臓器と言われるように飲み過ぎによる症状があまり出ません。最初に現れる疲れやすいなどの症状も人によっては気付きにくいものです。
そこで症状ではなく健康診断などの数値で判断する必要が出てきます。

 

適量を超える飲酒をしていてγ-GTPなどの肝機能の数値や尿酸値が高い、LDLコレステロール値が高くHDLコレステロール値が低い、等の結果が出た場合、病気になる前に酒量を減らさなくてはなりません。

 

黄疸が出るなど肝臓病の症状が出るような状態はお酒による害が相当進行してしまっている状態です。
そうなる前に飲酒量をしっかりコントロールするようにしましょう。

 

沢山飲んでしまったら

 

血中アルコール濃度を下げるのに最も効果的な方法は水を飲むことです。
水割りなどでアルコールと一緒に飲むことは体に優しい飲み方です。

 

お酒による利尿作用で失われた水分を補うためにもこまめに水を飲んだ方がよいです。

 

また飲んだ日は寝る前にも十分な水分補給が必要です。

 

スポーツドリンクを勧める人もいますが、糖質が沢山含まれているのであまり良い方法とは言えません。
ただし飲み過ぎから脱水症状を起こした場合などは経口補水液の代わりとして有効な場合もあります。

 

ビールの飲み過ぎはダブルパンチ

 

ビールはアルコール濃度も低く、暑い夏場などはわざわざ水を飲むのを我慢してからビールを大量に飲んでしまう人がいます。
しかしこれはとても危険な飲み方です。

 

血中アルコール濃度に加えビールに含まれる糖質により血糖値まで上昇してしまうので体へのダメージは計り知れません。

 

体はアルコールの分解を行うと共に血糖値を下げるためにインスリンを分泌しなければならず大忙しとなり、臓器に多大な負担をかけます。

 

思い当たる人はおつまみなどを食べながらゆっくり飲むことを心がけましょう。
枝豆や豆腐などの大豆食品はアルコールの分解を手伝ってくれるのでおつまみとして最適です。

 

ガンとアルコール

 

アルコールやアルコール分解時にできアセトアルデヒドには発がん性があると言われています。
適量を守ればこのリスクはほとんどないので、ガンを防ぐという意味でも飲酒量を抑えることは大切なことです。
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