ファイトケミカルとは

ファイトケミカル 野菜で病気を治す 予防する食事 ベジブロス

ファイトケミカル(フィトケミカル)とは

ファイトケミカル(phytochemical、フィトケミカルともいう)とは主に植物に含まれる機能成分のことです。

 

ファイトケミカルを摂ることで病気を治したり予防する効果があるので、病気になってしまった人(ガン治療にも用いられます)や健康を維持したい人は意識的にこれらを食卓に並べることをお勧めします。

 

ファイトケミカルの作用

 

ファイトケミカルには病気を治し健康を維持する為の様々な作用があります。

 

抗酸化作用

 

ファイトケミカルの重要な働きとして抗酸化作用があります。抗酸化作用とは、体内に発生する活性酸素を除去することを指します。

 

活性酸素は食べ物を食べたときの代謝の過程で発生したり、免疫細胞が外敵を攻撃するときの武器として使われたりします。
また、ストレス、喫煙、紫外線、激しい運動などでも発生します。

 

外敵を攻撃するときの武器として使われる位ですから、活性酸素は猛毒です。敵に活性酸素を浴びせて退治しても自分の組織に当たれば組織は傷つきます。そのダメージで正常な細胞がガン化する可能性もあります。

 

このような活性酸素の害を和らげる働きが抗酸化作用です。

 

抗酸化作用の高い栄養素として有名なのはビタミンCですが、ビタミンCだけではすべての活性酸素に対処しきれません。
そこで様々な種類のファイトケミカルを摂る必要があるというわけです。

 

血管や血液を正常な状態に保つ

 

ファイトケミカルには血管の老化を防ぎ弾力性を維持する(動脈硬化を防ぐ)作用があります。
動脈硬化の予防は様々な生活習慣病(成人病)の予防に直結します。

 

また血液をキレイにする作用があり、脳梗塞や心筋梗塞の原因となる血栓が作られるのを防ぐ作用もあります。

 

デトックス作用

 

現代の食生活では加工食品やファーストフード、お菓子、ジュースなどに含まれる体に良いとは言えない成分を体内に取り込んでしまう機会も少なくありません。

 

これらの有害物質は肝臓で解毒処理されますが、量が増えるほど肝臓に大きな負担をかけてしまいます。
デトックス作用のあるファイトケミカルを摂ることで肝臓の負担を軽くすることが可能です。

 

アンチエイジング作用

 

血管の老化を防ぐ以外にも、認知症予防効果、目の老化防止、骨の老化防止などの作用を持つファイトケミカルがあります。

 

ストレス緩和作用

 

ストレスが万病の元であることは誰しも分かっていることだと思います。
しかし分かっていても蓄積してしまうのがストレスです。

 

ファイトケミカルの中にはこれらのストレスを和らげる働きをするものがあります。

 

ファイトケミカルの種類と効能

 

ファイトケミカルは発見されているものだけで約5,000種類、さらに未発見のものを合わせると15,000種類以上あると言われています。
なのでここですべてを紹介することは不可能です。

 

ポリフェノールカロテノイドはファイトケミカルを大きく分けたグループの名前です。
イソフラボンカテキンがポリフェノールに該当します。
カロテノイドは天然色素のことで、カロテンリコピンがこれにあたります。

 

ほとんどの野菜や果物には何らかのファイトケミカルが含まれているので、食事の際には必ず野菜や果物を食べることを習慣にしましょう。

 

一番いいのは1日に数種類の旬の野菜や果物をローテーションで片っ端から食べていくという方法です。
様々な種類を食べることで未知のファイトケミカルを取り込める確率も高まります。

 

野菜と果物

 

代表的なファイトケミカル

 

トマトの赤い色素成分であるリコピンは抗酸化力が強く動脈硬化やがん予防に効果があります。

 

ブルーベリーやカシスに含まれる紫の色素、アントシアニンは眼精疲労など目の病気に効くことで有名ですが、血液をキレイにする働きもあります。

 

熟したバナナに多く含まれるオイゲノールは免疫力を高めます。

 

キャベツにはグルコシノレートというファイトケミカルが含まれ肝臓の解毒作用を助けたり、脳梗塞や心筋梗塞を予防する効果があります。

 

ニンジンには発がん抑制作用のあるαカロテンや抗酸化作用の強いβカロテンが含まれています。βカロテンはかぼちゃにも多く含まれています。

 

タマネギにはイソアリインという抗酸化作用に優れたファイトケミカルが含まれ、悪玉コレステロールや血糖値を下げる働きもあります。

 

また、タマネギの茶色いの皮の部分にはケルセチンというファイトケミカルが含まれているので、スープなどに入れて煮込むことでこれを摂取できます。ただ皮は食べられないので、煮込んだ後は捨てるようにします。

 

植物だけでなく、鮭やカニ、エビなど甲殻類に含まれるアスタキサンチンというファイトケミカルもあります。抗酸化力が強く、アントシアニンやルテインと同様に目にいいことで知られています。

 

ファイトケミカルを効果的に摂取する方法

 

ファイトケミカルを最も効率良く効果的に摂取する方法は野菜を煮込んでスープとして飲むことです。
そのまま食べてもある程度は摂れますが、細胞壁を熱で壊すことで無駄なく体に取り込むことができます。
果物はそのまま食べるかミキサーでジュースにし、野菜はスープで摂るのが良いでしょう。

 

野菜スープ(ベジブロス)の作り方

 

適当な大きさに野菜を切り、鍋に水を入れて沸騰させます。沸騰後は蓋をして弱火で20分位煮込みます。
調味料なしで素材の味だけで食べると薄味に慣れ健康にも良いですが、物足りない人は好みに応じて味付けをしましょう。

 

普段食べない野菜の皮の部分も入れ、玉ねぎの皮などは食べる前に取り除きます。

 

食前や空腹時に飲むのがお勧めです。
余った分は冷凍保存し、電子レンジで温めて飲むようにします。

 

 

 

玄米にはフェルラ酸というファイトケミカルが豊富に含まれています。
主食にお勧めの玄米を手軽に食べる方法

 

ファイトケミカルは有機野菜から摂るのがお勧めです。
有機野菜や無添加食品を宅配で!

 

お勧めの書籍

 

この記事はこちらの書籍に基づいています。

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