γ-オリザノール(ガンマ・オリザノール)とは

玄米に含まれるγ-オリザノール(ガンマ・オリザノール)の作用

玄米有効成分と糖尿病

益崎裕章氏は琉球大学大学院医科学研究所で、内分泌代謝・血液・膠原病 内科学講座の教授です。
(この記事は書籍『医師たちが認めた「玄米」のエビデンス』に基づいています)

 

玄米は2型糖尿病の発症予防に効果があることは分かっていましたが、そのメカニズムの解明は遅れていました。

 

そこでメタボリックシンドロームの患者を対象に調査として1日3回の白米を玄米に変えてみたところ、顕著な体重減少効果、食後の高血糖・高インスリン血症・血管機能・脂肪肝の改善効果、高脂肪食に対する嗜好性の軽減効果が明らかになりました。

 

その後益崎氏の研究チームはマウスや細胞による研究により玄米成分が高脂肪食に対する嗜好性を軽減させ抗肥満・抗糖尿病効果を発揮すること、玄米に高濃度に含まれるγ-オリザノール(ガンマ・オリザノール)がその効果発現に深く関与していることを世界で初めて明らかにしました。

 

注射

 

γ-オリザノール(ガンマ・オリザノール)の優れた作用

 

玄米を常食すると肉類やお菓子などをあまり食べたいと思わなくなりますが、それはγ-オリザノールによる効果だったというわけです。
また、腸内の善玉菌を増やす効果も大きいとのことです。

 

実際に琉球大学医学部病棟でも糖尿病や肥満症の患者さんに玄米食を取り入れることで優れた臨床成績が上がっているそうです。

 

γ-オリザノールの効果は糖尿病だけでなく、高濃度で脳に作用し、認知機能の改善や様々な依存症の改善、「むずむず足症候群」の改善効果などがあるということです。

 

また自律神経にも作用し、更年期障害、自律神経失調症、過敏性腸症候群、脂質異常症などにも効果があるようです。

 

脂っこいものを食べたくなるのは一種の依存症であり、γ-オリザノールには満足しなくなった脳を正常化する作用があります。
高脂肪食に限らず、依存症と呼ばれる症状に玄米食は効果を発揮する可能性が高いようです。

 

認知症やうつ病を予防する食事 『医師たちが認めた 「玄米」のエビデンス』(8)

 

健康的食事とは 手軽に食べられる玄米