がんにならない為に

癌(がん)と玄米の発がん抑制効果 がんにならない為の注意点

ガン予防に効果的な玄米

医学博士の島村善行氏は国立がんセンターでの勤務などを経て現在島村・トータル・ケア・クリニックにて患者の治療にあたっています。
(この記事は書籍『医師たちが認めた「玄米」のエビデンス』に基づいています)

 

玄米にはビタミン、ミネラル、食物繊維の他に以下のような有効成分が含まれています。

@γ-オリザノール…自律神経を調節し、シミ・小じわの予防
Aアラビノキシラン…NK細胞の活性化、抗酸化作用
Bイノシトール…肝機能改善、動脈硬化予防、高脂血症改善
CiP6(フィチン酸)…抗酸化作用:抗がん作用、老化遅延効果、排毒排泄作用
DGABA(γ-アミノ酪酸)…精神安定作用、血圧安定作用
Eフェルラ酸…認知症予防効果
これだけの有効成分が含まれている玄米を食べれば、1日30品目食べよう、などというスローガンは必要無いと島村氏は言います。
主食を玄米にし、発酵食品(=酵素)を食べ、よく噛むことを実践すれば完璧とも述べています。

 

さらに玄米菜食にすることで健康に良い弱アルカリ性の体質にすることができ、間食を必要としなくなるのでダイエットに効果があり、低体温も改善されるそうです。

 

長崎県で原子爆弾が投下されたとき、爆心地から1.8kmの場所にあった聖フランシスコ病院は死の灰で廃墟となったそうですが、そこで医療活動をしていた医師や看護師たちは病院にあった玄米と味噌、ワカメで「玄米とワカメの味噌汁」を食べていたところ原爆症(がん、白血病、甲状腺の病気など)にならなかったそうです。

 

歯が語る理想的な食事

 

人間は雑食動物ですが、その動物の歯を見れば何を食べるべきか分かるそうです。

 

人間の歯の5/8は臼歯(きゅうし:奥歯)、1/8が犬歯、2/8は門歯(もんし:前歯)となっています。
臼歯は穀物や豆類を食べる為にあり、犬歯は肉や魚を食べる為、門歯は野菜や海藻を食べることに使われるそうです。

 

これは人間の食事の5/8が穀類、肉類は1/8、野菜類は2/8という構成で食べるように歯が存在することを表しているとのことです。そして、このような歯の構成は20万年以上前から変わっていないそうです。

 

歯

 

危険な飽食とがん予防

 

また人間は飢餓には強いが飽食に弱いとも島村氏は述べています。
難病奇病、がん、認知症、白内障、老人斑、加齢臭などは、身体に代謝しきれない物質が蓄積された結果として起こるとのことです。

 

飽食の結果として糖尿病になると、そこからさらにアルツハイマー病やがんを発症する確率が約2倍になることが分かっています。

 

1970年代、アメリカ政府が心臓病とがんの急増から医療費が増大したため大規模な調査を行ったところ、食習慣を改善しなくてはならないという結論を導き出しました。

 

その中で元禄時代以前の日本食が理想とされているそうです。精白しない穀類を主食に、季節の野菜や海藻、小魚を摂ることが良いというものです。

 

また、肉の摂取量が増えると乳がん、子宮内膜がん、前立腺がん、大腸がん、膵臓がん、胃がんの発生率が高まる恐れがあるとのことです。

がん予防のための10の推奨

 

1条 肥満を防ぐ BMI21〜23がよい。
2条 適度な運動をする 毎日30分以上の運動をする。
3条 体重を増やす飲食物は避ける 高カロリー食品や糖分を加えた飲み物を避ける。
4条 植物性食品を摂る 野菜、果物、全粒穀物、豆類を食べる(日に400g以上)。
5条 動物性食品を減らす 肉類を控え(週500g未満)、加工肉を避ける。
6条 アルコールは適量に 男性は1日2杯、女性は1日1杯(1杯はアルコール約8g)。
7条 保存、加工、調理 塩分の多い食品を控え、カビの生えた穀物、豆類を避ける。
8条 サプリメント がん予防の目的でサプリメントは使わない。
9条 授乳 生後6ヶ月までは母乳のみで育てるようにする(母親の乳がん予防と子供の肥満予防)。
10条 がん治療後 以上の推奨に従い、再発予防を心がける。

島村氏自身が30代までは毎日大量の肉を食べ続け、45歳で大腸ポリープが見つかったそうです。
以来、毎日1食以上は玄米菜食を実践することを夫婦で行い、再発は防げているとのことです。

 

さらに肥満義気だった体型も減量に成功し、奥さんは花粉症が治ってしまったそうです。
夫婦共に美肌効果もあるようです。

 

がんになってしまったら

 

がんになってしまった場合、島村氏は以下を実践することを指導しています。

@玄米菜食と十分に酵素を摂る。
A運動・呼吸法を取り入れ、ミトコンドリアを増加させる。
B体を温め、平熱を36.5℃以上とする。
C心をさわやかにする。笑顔と感謝の気持ちを持つ。
酵素は発酵食品を摂ることと同義で、呼吸法を実践するということはヨガや気功、太極拳などを取り入れるということです。

 

ヨガ

腫瘍病理学の観点から考える発がんと玄米について

森秀樹氏は医学博士であり「腫瘍病理学」が専門です。久野壽也氏も医学博士で腫瘍病理学の研究を経てがん治療に深く関わっています。

 

発がん物質が体内に入ると、多くは肝臓に存在する薬物代謝酵素によって代謝活性化(酵素により直接DNAを傷つける物質に変わる)されるそうですが、植物に含まれるポリフェノールやフラボノイドにはこの代謝活性化を抑える働きがあり、アブラナ科の植物に含まれるイソチオソアネートには発がん物質を無毒化させる可能性が高いとのことです。

 

⇒「ファイトケミカル 野菜で病気を治す・予防する食事方法」も参照してください。

 

森氏、久野氏は玄米の胚芽成分やフェルラ酸の発がん抑制・予防効果をマウスによる実験などで確認しています。

 

これらの実験データからがんの発生は食習慣や運動などの生活習慣と関連が高く、玄米、野菜や果物に含まれるファイトケミカルを効率良く摂取していくことが重要と結論づけています。

 

玄米の調理法と炊飯 『医師たちが認めた 「玄米」のエビデンス』(5)

 

ガンを予防する食事 ガンを治す食事とは!
健康的な食生活とは