サプリメントの効果と危険性

サプリメントの効果は?サプリの必要性と副作用等の危険性について

サプリメントの使用はメリットよりもリスクのほうが大きい

サプリメントを利用する理由として考えられるのは、ダイエットや若さを保ちたいなど美容のため、食生活の偏りを心配した栄養補給、病気や不快な症状の緩和のため、等でしょうか。

 

これらに対して手軽に対応することができるということがサプリメントの最大の魅力だと思います。

 

しかし健康維持という観点からはサプリメントの利用はリスクがとても大きいと言えます。
健康に良いはずのサプリですが、過去にサプリの摂取による健康被害は沢山起こっています。

 

体に不足している成分を補う為に使用するものですが、飲めば健康になれると、健康維持や美容のために安易に飲んでしまっている人が多いのが現状です。

 

ここではパターンごとに注意点をみていきます。

 

コンプレックスに訴えかけるサプリメントはほぼ効果が無い

 

飲むだけで簡単に痩せられる、身長が伸びる、胸が大きくなる、等の広告文は特に社会経験の乏しい若い人には魅力的に感じられるでしょう。
体型を変えられるサプリがあれば、プロポーションで悩む人などいなくなるはずです。

 

サプリメントにそんな魔法のような効果はありません。

 

しかし、若い人に限らずこのような広告に踊らされてサプリを買ってしまう人は後を絶ちません。

 

魅力的な広告文や利用者の体験談を読んでいればつい買いたくなる気持ちは分かりますが、自社の商品広告に「効かなかった」とか「買わなきゃよかった」という体験談を載せるはずがないのは明白です。

 

それでも信じたくなるのはコンプレックスという心理作用がいかに強いかを表しているとも言えます。

ダイエット

 

ダイエットに効くという謳い(うたい)文句のサプリメントは沢山ありますが、本当に痩せたかったらサプリなど摂らず、糖質制限と食べるタイミングや順番を意識するほうがよっぽど効果的です。

 

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身長を伸ばしたい

 

身長を伸ばすサプリとしてアルギニンが配合されたものがありますが、身長を伸ばす効果はありません。
カルシウムをサプリで摂っても骨を強くする効果があるかもしれませんが身長は伸びません。

 

身長を伸ばすには子供の頃に規則正しい生活をするということが最も効果的です。身長は遺伝的な要素がとても強いですが、伸びる可能性を最大限に発揮するには結局は十分な睡眠、バランス良い食事など正しい生活をするということになります。

 

子供にサプリを飲ませることは栄養のバランスを崩しかねず、逆効果になる可能性さえあります。

 

20歳を過ぎれば身長を伸ばすための骨の成長は止まってしまうので、やはりサプリを飲んでも伸びることはありません。

 

バストアップ

 

胸を大きくするというサプリにはコラーゲン、プラセンタ、ヒアルロン酸など商品によって様々な成分が配合されもっともらしい理由が述べられていますが、残念ながらどれを飲んでも胸を大きくすることはできません。

 

やはりバランスの良い食生活、規則正しいストレスの少ない生活が結局は最も効果があります。遺伝的な要素もありますが、無理なダイエットなどせずに食事でしっかり栄養を摂るということも大事です。

 

サプリメント

 

食生活の乱れはサプリメントで解消できる?

 

外食が多い、偏食などの理由でサプリメントを利用する人も多いでしょう。
この場合、ビタミンやミネラルなどの基本的な栄養素の摂取が問題となります。

 

例えば野菜や果物を全く摂らない人は壊血病(かいけつびょう)という全身の様々な場所から出血が起こる病気を発症してしまいます。

 

原因はビタミンC不足なので治療はビタミンCの投与となります。

 

壊血病を防ぐ為に必要な1日のビタミンC摂取量は100mgとされています。
レモン1個には最低でも20mgのビタミンCが含まれているので5個分に相当します。

 

柿のように含有量が多いものなら1つ食べるたけで1日に必要な量は摂取できます。
ただしビタミンCは一度に沢山摂っても尿として排泄されてしまうので分けて摂る必要があります。

 

もし野菜や果物を全く摂れない状態が何日も続く場合ビタミンCをサプリメントなどで補う必要があります。

 

栄養素の過剰摂取に注意

 

ビタミンCは沢山摂っても副作用は下痢になる程度ですが、ビタミンA、D、E、B6など他の栄養素には過剰摂取により病気が起きるものもあります。

 

ですので、自分はどの位の栄養が摂れていて、何が不足しているのかを把握していないと、サプリを飲んだせいで病気になってしまう可能性もあるのです。

 

外食やコンビニの弁当などでも、メニューをしっかり考えて食べれば1日に必要な各栄養素を摂ることは可能です。(ただし有害な添加物を摂取してしまう可能性があるのでお勧めはできません)

 

成分の含有量が記載されているものを選ぶ

 

偏食や地理的な事情で食材が手に入らない、特殊な状況下で摂取できない栄養素がある場合など、不足している栄養素がはっきりしている場合にサプリメントは有効です。

 

北欧などでは日光浴が不足する傾向があるのでビタミンDのサプリを利用している人が沢山います。

 

ただし、しっかりした商品を選ぶ必要があります。

 

商品によっては○○配合と書かれていているものの、商品の説明のどこを見てもその成分の含有量が記載されていないものがあります。

 

この場合その成分の含有量はほんのわずかである可能性が高いです。メーカーは含有量に自信があればしっかり記載するはずです。

 

サプリメントを購入するときはどの成分がどの位含まれているかということをしっかり確認しましょう。

 

「サプリを飲んでいるから大丈夫」という考えは危険

 

お菓子やファーストフードを食べることが多く、それを補うためにサプリメントを使用するという考えはとても危険です。

 

サプリメントには様々な添加物が含まれています。
お菓子やファーストフードに加えてサプリでも添加物を摂取してしまうことを長期的に続ければ、体に負担がかかり何らかの病気の原因となる可能性もあります。

 

栄養は自然の物から摂取することが基本です。
ファイトケミカル 野菜で病気を治す・予防する食事方法」にも書きましたが、体に良いとされる成分は分かっているものより、まだ発見されていないもののほうが多いのです。
当たり前ですがサプリメントには人間が研究により発見したものしか入っていません。

 

サプリは不足したものを補う場合のみに使用し、病気予防や健康維持の為に使うのは間違った使い方だということを覚えておいてください。

 

サプリメントにより副作用が起こる可能性

 

野菜などの自然の物には私たちが認識できていない成分が含まれ、それにより健康が保たれている可能性もあるのです。

 

お菓子やファーストフードを食べる機会が多いなら尚更サプリではなく、自然の物を食べる機会を増やすことを意識する必要があります。

 

自然の構造をそのまま摂るということは生活習慣病やガンなど原因不明の病気の予防にもつながることです。

 

自然の物に含まれる成分が体に良くても、それを抽出したサプリメントを摂取すると肝臓に負担がかかって肝機能障害などの副作用が起こる場合があります。

 

サプリメントを安易に使用することは危険もあるということをしっかり理解しておく必要があります。

 

病気や不快な症状に対処する場合

 

病気や何らかの症状を抑えるためにサプリメントを使用するということもあるでしょう。

 

例えばデスクワークによる眼精疲労などの症状があり、目に良いとされるアントシアニン、ルテイン、アスタキサンチンなどのファイトケミカルが入ったサプリメントを使用してみたいと考えたとします。

 

アントシアニンはカシス、ブルーベリーなど、ルテインはケールやホウレン草、アスタキサンチンは鮭や小エビなどから摂るのが効率的です。

 

これらを食生活で摂れてないと感じ、眼精疲労が起きているならサプリメントを試してみてもいいでしょう。

 

この場合3つの成分すべてが豊富に含まれているという商品は中々無いので、自分が食事で摂れていないと感じる成分を優先してサプリを探します。

 

その商品を2週間〜1ヶ月くらい服用してみて効果があったなら、できればその成分が含まれている食材を積極的に摂るようにすることをオススメします。
(食事で摂れないからサプリを飲むんだ、という声も聞こえてきそうですが…。)

 

効果が無い場合は医者に診てもらったほうがよいでしょう。色々なサプリを試すよりも早く原因をはっきりさせたほうが今後のためです。

 

基本的には専門家に相談する

 

病気や不快な症状がある場合、原則的には専門家に相談してどのようなサプリメントがよいかを判断するようにします。

 

サプリメントを効果的に使って病気の治療に役立てている医師もいるのでネットなどで探してみましょう。

 

専門家が処方する場合、薬による対症療法よりもサプリメントを使ったほうが体には優しい場合が多いです。

 

医者に薬を処方されているのに、自己判断でサプリを飲むのはやめましょう。
サプリメントが薬の作用を阻害してしまう場合もあります。

 

 

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